プレスダウングラウト工法
モルタル下地を持つタイル仕上げの改修工法としては、アンカーピンニングによるエポキシ注入工法が国土交通省により標準化されています。しかし、下地の無い直張りタイル仕上げの改修については、従来のアンカーピンニング工法では対応できません。
50二丁タイルやモザイクタイルの直張りの場合、仕上げ材が薄い上に塗り目地のため、注入時の圧力に耐えることができず、無理に注入するとタイル剥離や目地破壊を引き起こします。
また、注入が困難なために新たに張替えを行うと、長年の風雨に晒された周辺のタイルと新しいタイルでは色合いが違うので意匠を損ね、満足のいく仕上がりは期待できません。
これらの問題を解決するのがプレスダウングラウト工法です。
軽量高剛性のアルミフレーム(PDフレーム)で浮き部分を押えて注入するので注入圧によるタイル剥離の心配がありません。また、一箇所の注入孔から注入材を広げることができるので、面積当たりの穿孔箇所の削減ができ、格段に仕事の効率化が図れます。
50二丁タイルでもモザイクタイルでも、直張りタイル全般に対応できるプレスダウングラウト工法は、アサヒボンド工業会会員だけの専用工法。特許も取得しています。
(特許番号:特許第5127945号)